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福留修蔵さんは株式会社WIND-SMILEの代表を務める傍ら、発明者として活躍を続けています。たとえば福留修蔵さんが特許を取得している、WIND-SMILE風車の羽(ブレード)の構造を見てみましょう。

まず風車は、動作原理として「揚力」や「抗力」のいずれかを利用しています。WIND-SMILEの風車は、揚力と抗力の双方を利用、すなわち「風を2回使う」ことで回転効率を上げ、微風でも起動する風車を実現しています。この技術は特許第3451085号として登録されています。

従来型の羽(ブレード)との大きな違いは、従来型が航空機の羽のような形状で袋状に閉じているのに対して、当社のブレードでは羽の後方部分に切欠部があり、ブレードの断面は「つ」のような形になっている点です。この「つ」の袋のような部分で風を受けること、抗力を利用することを福留修蔵さんは可能にしました。

回転する力をパワーに変えることは、発電における有力な一方式です。昔から水車・風車を回すことによって粉を挽いたり水を引いたり、人間は自然の力を生活に必要なパワーへ変えてきました。

現在では石油や石炭・天然ガスといった化石燃料や、原子力を使った発電方式が主力になっていますが、発電時に発生する温暖化ガスの悪影響や、将来の地下資源の枯渇のおそれなどがクローズアップされています。

風車に注目した福留修蔵さんおよびWIND-SMILEは、最先端の技術を応用する事でさらに便利な製品の開発に力を注いでいます。発電方法の一つとして需要を高めるだけでなく、「小型でも十分回る」「微風でも十分回る」という付加価値を持った製品が今度も生み出されていくことだと思います。

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