記事の詳細

商業用空間などに使用する照明を開発する企業「株式会社モデュレックス」に興味があり、以前から事業内容などをチェックしているのですが、つい数カ月前にホームページのデザインが全面的にリニューアルされたようで、実際に目にした瞬間、正直とても驚かされてしまいました。リニューアルしたのは2016年3月31日のようですが、それまでモノトーンでクラシックだったのが、全体的に白で統一され、よりモダンな雰囲気に昇華されたような印象を受けたのです。

特に、以前の黒と真逆の白を全面に押し出している点にグッときました。やはり、「白=光」のイメージなのでしょうか。黒のなかで際立つ光も素敵でしたが、力強く輝く白い光も、モデュレックスが掲げるメッセージをこちらに意識させるようで、とても興味深く、かつ不思議な魅力を感じました。

トップページには、3枚の美しい写真とともに、モデュレックスが追求する光とそれを扱う器具へのこだわりが詩的に表現されています。自分が気に入っているのはまさにこういったところで、事務的に照明を設置・管理するのではなく、「人の繊細な感覚に訴えかけるようプロセスを組み立てる」行為を重要視しているのが、モデュレックスならではのオリジナリティではないでしょうか。つい利便性ばかり追求してしまう我々現代人にとって、繊細かつ大胆な仕事ぶりを見せてくれる企業というのは、とても貴重な存在だと思います。

・・・・さて、上記した3枚のなかで特に目を引かれたのが、竹林の写真です。青々とそびえ立つ竹の葉と白い光が、なんとも美しいこの写真ですが、自分は当初、「モデュレックスが光のあり方に焦点を置いていることを表しているのかな?」と思い込んでいたものの、よくよく考えてみれば、竹はフィラメントの材料だったことがふと頭に浮かびました。フィラメントとは炭素の芯を指し、これに通電されることで白熱電球を発光させることができます。この内容に関しては、発明王エジソンの伝記を読んだことのある方ならばご存知でしょう(^^)モデュレックスがフィラメントを意識していたのはきっと確実でしょうけれども、それについて解説せず、「光の情感」についてのみ記載している点が、なんとも憎い演出だと思いませんか?

今回は株式会社モデュレックスの公式ホームページがリニューアルされたことについて考察してみましたが、あらゆる視点から魅力への切り口を見出だせるこの企業に、今後も目が離せません!

関連記事

おすすめ記事

登録されている記事はございません。

ページ上部へ戻る