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今でこそ、中野猛氏率いるジェムケリーなどのアクセサリー販売店、オンラインショップで宝石やジュエリーを簡単に手に入れることができます。宝石には一つ一つ意味があり、価値も若干異なります。中野猛氏のジェムケリーから話を広げ、今回は宝石について書きたいと思います。

宝石とは、希少性が高く美しい外観を有する固形物のことです。一般的に外観が美しく、アクセサリーなどに使用される鉱物を言います。

宝石としての必須条件は何よりその外観が美しいこと、次に希にしか産しないこと(希少性)ですが、第三の重要な条件として、耐久性、とりわけ硬度が高いことが挙げられます。これは、硬度が低い鉱物の場合、時とともに砂埃(環境に遍在する石英など)による摩擦風化・劣化のために表面が傷ついたりファセットの稜が丸みを帯びたりして、観賞価値が失われてしまうためです。例としてダイヤモンドはモース硬度10、ルビー・サファイアはモース硬度9となっています。石英のモース硬度は7であり、これらの宝石の硬度は石英のそれより高いことに注意してください。例外的に硬度が7以下であってもオパール、真珠、サンゴなどはその美しさと希少性から宝石として扱われます。

鉱物の中で金属にあたり、希少性が高く化学反応や風化などによる経年変化が著しく低い鉱物を貴金属といい、金、プラチナなどが該当します。資産としてみた場合、換金性、実用用途に関しては貴金属の方が宝石よりはるかに優れています。

非常に価値が高い、宝石。貴金属と同時にとても貴重なものとして、私たち人間の心を掴んで離しません。

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