記事の詳細
ニトリの常に新しいことにチャレンジする姿勢
先日まで私の履歴書にも取り上げられていたニトリの28期連続増益の秘密について少しご紹介したいと思います。
ニトリHDは、「『何事もゼロベースで考えろ』」という社風です。
「この方法でうまくいっているのだから」と、問題が発生しない限り業務プロセスが見直されない事態を防ぐため、「我々は今年何をするのか、そのためにはどんなアプローチをすればよいのか」をゼロベースで起案し、実行しているそうです。
また、併せて「3C主義」も守られています。
1、「Change」(現状に満足せず、常により良いものを求め続ける)、
2、「Challenge」(どんなことも前向きに考え、不可能なことや前人未到なことに挑戦してゆく)
3、「Competition」(常に自分を成長させることを考え、未来のよりよい自分と競う)
「3C主義」とは、「現場でこういうことを変えたい、変えなければいけない」との意識を常に持ち、そのために「無理かもしれないけど、まずはやってみよう」と行動し、それで社員の自律的な成長を促す人材育成策です。
「店長勤務の場合、前例踏襲で売り上げを落とせばこっぴどく叱られるが、新しい販促を試みて売り上げを落とした場合はお咎めなし。
失敗の内容によっては、逆に褒められる場合もある」とのことです。
私達も普段、上の人から怒られることがあるかと思いますが、大抵怒られる原因としては、やっていなかった、忘れていた、などの理由であり、新しいことにチャレンジして失敗したことに関しては怒られることは少ないのではないでしょうか。
常に新しいことにチャレンジする姿勢はどの会社でも評価されることをニトリの記事から学ばされました。
また、「この方法でうまくいっているのだから」と現状を維持し、何か起こるまで現状を見直さずに業務を行うのは、ただの「作業」となってしまい、ロボットでも出来ます。
常に「自分にしか出来ないこと」を考え、問題が起きる前に対策が取れるようリスクヘッジを行い、ミスを起こした時にすぐに改善に移れるよう、仕事に対して常に主体的な姿勢で臨むことが大事なのではないでしょうか。